「最近、体調が思わしくなくて仕事を休みがち…」「このまま収入が減っていくのでは…」そんな不安を抱えていませんか?
そんなあなたに知っておいてほしいのが『障害年金』という制度です。

障害年金の「相談時期」、迷っていませんか?

障害年金は、病気やけがによって生活や仕事に支障が出た方にとって、非常に大切な経済的支援制度です。しかし、実際には「自分が対象なのか分からない」「何から始めればいいのか見当がつかない」「今相談すべきか、まだ様子を見るべきか」といった声が多く聞かれます。

この記事では、障害年金の申請における「相談のベストタイミング」について、社会保険労務士の視点からわかりやすく解説します。大切なのは、“早めに正しく情報を得ること”。不安をひとつずつ取り除き、納得して手続きを進めるためのヒントをお届けします。

そもそも障害年金とは?対象者や仕組みを簡単におさらい

まず、障害年金の基本的な仕組みを確認しておきましょう。

対象となる人

障害年金の対象となるのは、以下のようなケースです。

  • うつ病や統合失調症などの精神疾患で日常生活に支障がある方
  • がんや糖尿病などの病気によって就労が難しい方
  • 脳卒中や心疾患による後遺症が残った方
  • 事故やけがによる障害を負った方

たとえば、うつ病で会社を休職している40代のAさんは、障害基礎年金2級に認定され、年間約105万円を受給できるようになりました。

「身体障害者手帳を持っていないと申請できないのでは?」と思われがちですが、手帳の有無は関係ありません。あくまで、障害等級に該当するかどうかが重要なのです。

支給される年金の種類

障害年金には以下の2種類があります。

  • 障害基礎年金:国民年金加入者(自営業や学生など)が対象
  • 障害厚生年金:厚生年金に加入していた方(会社員、公務員など)が対象

また、障害等級(1級〜3級)によって支給金額が異なります。

相談のタイミングで申請の成否が決まる?

障害年金は「申請主義」の制度です。つまり、本人や家族が“申請しなければ”受け取ることはできません。さらに、申請のタイミングによっては「受給できるはずだった年金を取りこぼしてしまう」こともあります。

例えば、以下のようなケースがよくあります:

  • うつ病で5年間治療中だったが、今さら申請できないと思っていた
  • 主治医から「もう少し様子を見よう」と言われ、タイミングを逃した
  • 障害年金の存在を知らず、すでに働けなくなってから相談した

このような事例の多くは、「もっと早く相談していれば…」という後悔につながります。

相談をおすすめするタイミングとは?

では、いつ相談すればいいのでしょうか?以下のタイミングが、社会保険労務士として最もおすすめする時期です。

【タイミング①】初診日が確定したとき

障害年金では「初診日」が非常に重要です。受給の可否、保険料納付要件の確認、障害認定日など、すべてはこの“初診日”を起点に決まります。逆に、この日が不明確だと申請できない場合もあります。

まずは初診日の証明が取れるかどうか、相談して確認するのが第一歩です。

【タイミング②】病状が長引いて、生活や仕事に支障が出てきたとき

たとえば、精神疾患で休職が長期化している、がんの治療で仕事を継続できない…こうしたケースでは、障害年金の対象となる可能性があります。症状が長引き、「普通に働くのが難しい」と感じた時点で、ぜひ一度ご相談ください。

【タイミング③】主治医から「これ以上の改善は難しい」と言われたとき

医師から「症状が固定した」と伝えられたら、障害認定日が近いことを意味します。このタイミングでは診断書の作成も視野に入るため、手続きに向けた具体的な準備が可能になります。

相談を後回しにするとどうなる?よくある失敗例

受給漏れ

「昔から病気だったけど、今はだいぶ良くなったから…」という方が後から相談しても、過去にさかのぼって受け取れる年金には時効(原則5年)があります。受給権が発生していたのに、知らずに失った例は少なくありません。

診断書のタイミングを逃す

障害年金の診断書は「日常生活や労働能力にどのような影響があるか」を評価する重要な書類ですが、症状が安定していない時期に書いてもらうと、等級が軽く判定されてしまうことがあります。事前に相談して、適切なタイミングで依頼することが重要です。

専門家への相談で得られる3つのメリット

① 初診日や保険料納付要件の確認ができる

制度上の受給要件が満たされているかを、年金記録と照らし合わせてチェックします。

② 診断書の内容について、医師に正確に伝えられる

主治医は障害年金の専門家ではありません。医師に必要な情報を過不足なく伝えるためには、社会保険労務士の助言が有効です。

③ 無駄な時間と労力を省ける

書類の書き方、申請書の添付資料、郵送手続きなど、すべてを自力でやるのは非常に大変。専門家に任せることで、申請の精度が上がり、安心して手続きを進められます。

まとめ 迷ったら“今すぐ相談”が正解!

障害年金の申請は、タイミングと準備がすべてです。「まだ早いかも…」「様子を見ようかな…」と先延ばしにするより、“今の状況で申請できるか”をまず専門家に確認するのが、後悔しないための第一歩です。

当事務所では、熊本を中心に多くの障害年金申請をサポートしています。無料相談も行っていますので、どうぞお気軽にご連絡ください。

【障害年金申請ぷらざ熊本】

運営:井手太星社会保険労務士事務所
電話:0120-997-510(相談無料)
所在地:熊本市中央区水道町1-23加地ビル2F

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